清野明子さんの予定(敬称略)
10月15日(土)23年度民謡民舞全国大会(内閣総理大臣杯争奪)
会 場:両国国技館
開 場:09:00
料 金:自由席:¥3,150(四日間通用有効)
指定席:¥3,670(当日限り有効)
ゲ ス ト:清野明子ほか多数
※13日から16日まで4日間行われますが、清野明子さんの出演は15日夕刻です。
お早うございます。先月(2011年9月)6日夜、那覇発羽田行き、乗員乗客117人が乗った全日空140便(B737)が熊野灘沖上空で急降下し客室乗務員2人が怪我をした重大インシデント(Incident)について、運輸安全委員会はDFDR(Digital Flight Data Recorder)の解析結果を発表しました。それによると約30秒間にわたり高度を約41000フィートから約35000フィートに降下しつつほぼ背面飛行の状態であった事が判明しました。旅客機での背面飛行は想定されておらず、機体にかかった加速度も制限値の2.5Gを超えて2.68Gを記録していました。速度も制限速度のマッハ0.82を超えていた為、機体に損傷を与えずに水平飛行に復帰できた事は奇跡であったかもしれません。あと10秒回復が遅れたら機体はスピードオーバーでバラバラになっていた可能性があります。
問題はこの事態を招いた原因です。機長がトイレに行って戻る際に副操縦士がドアコントロールスイッチと間違えてラダートリムコントロールスイッチを「LEFT」にしてしまった様です。その為機体は左足のラダーペダルを踏んだ状態となり、大きく左に傾いて背面飛行状態に移行したものと思われます。因みにドアコントロールスイッチはハイジャック防止の為にドアのセキュリティを強化し、簡単には開かないようにしてあります。
更に9月6日に発生した事実を速やかに国交省に報告せず、7日午後以降になった事が問題視されています。
ラダートリムコントロールスイッチです。LEFT側にすると機体は左に傾きます。同時に上の三角の指示は左に動きます。微調整を行うスイッチなのですが気が付かないとどんどん大きく傾いてしまいます。
B737-700のコックピット内センターインスツルメントパネルです。設計者はパイロットが間違いを起こさない様にスイッチの大きさも形も変えているのですが、間違いは起こりました。
上の図はアメリカで行われているB727機による 無重力体験飛行時の高度差を時系列に示したものです。
高度24,000ftから45度の角度で34,000ftまで地上の1.8倍(1.8G)の重力を感じながら、一気に上昇し、その後下降します(パラボラテック飛行)。この時(30秒の時点から60秒の時点まで:ピンクの表示)無重力を楽しむことが出来ます。即ち、全日空140便では以上のような無重力状態が一時的に発生し大きな被害が発生しなかったと思われます。通常のタービュランスならベルトをしていないお客さんは天井を突き破っていたかも知れません。
もう一つラッキーな事は7000フィート近くも下降して他の航空機と衝突しなかった事です。
北岳登山中に白根御池山荘付近(標高2200m)で見つけたリンドウ科の高山植物「オヤマリンドウ」です。葉は対性で柄が無く、上の葉が大きくなります。「オヤマ」は白山を指しています。特徴は花がこれ以上開かない事です。