お早うございます。昨日の日曜日はお天気に恵まれ、行楽、体育などで楽しまれた家族も多かったのではないかと思います。一方、東北では実りの秋を迎えても農産物が出荷できずにいるところも多いようです。農家の肩の心情を思うと過去の原子力行政には怒りさえ覚えます。関東、東北の各自治体は放射性物質を含んだ汚泥、ガレキの処理に困っている様ですが、政府はどんな結論を出すのでしょう。常識的に考えれば放射性物質は元の場所である福島第一原発に戻すのが筋でしょう(その後は東電、国の責任で処理)。瓦礫、汚泥も含むとなれば莫大な量になり、原発敷地内での保管は無理と思われます。原発敷地内又は付近に大規模瓦礫処理工場を作り、地元の方に働いて貰うのも一案かもしれません。どうすれば良いのか知恵を出し合って最善の処置をお願いしたいものです。
さて、被害地の復興についてですが、7ヵ月が過ぎても一向に街づくりの大枠さえ見えてきません。6月に復興計画が答申され、その後の政府の指導が停止しています。「予算が付かないから」と言うのは理由になりません。計画を公にし、地元の了解を得つつ一刻も早く動くべきです。高台移転、ビルの高層化、避難ビル構想など国が積極的に関与すべきだと思います。
上の写真は牡鹿半島の付け根、北上川の河口に開けた被災地、宮城県石巻市の写真です。漁協など以外は殆ど復興されていません。
街並み復興に際しては是非考慮して欲しい事があります。「電柱の撤去」です。過日韓国大邱広域市(テグこういきし)で行われた女子マラソン中継の写真を見ても電柱は1本もありません。計画的に作られた近代都市です。小規模ではありますが、日本にも存在します。米どころ新潟県南魚沼市の古き町並みです。ここにも電柱はありません。今では各地からの観光客で賑わっている様です。被災地の復興に際しては徹底した近代化を進めてこれを観光にも貢献できるような復興にして欲しいと願っております。
韓国南部の洲都テグ市内を走る女子マラソン選手です。この道路に電柱はなく、片側5車線の素晴らしい道路が目に付きます。韓国の素晴らしい発展振りが見えてきます。
米どころ新潟県南魚沼市の計画的に作られた素晴らしい伝統的な街並みですが電柱はありません。地下に敷設してあるようです。歩道には「がん木」と呼ばれるアーケード状の屋根がついています。流石雪国の知恵です。他に見るべきものは「脇本本陣」、「コシヒカリ御飯のカマド炊き」、「かぐら南蛮」などです。
紅葉の前座を務めるように咲き誇るアオイ科の落葉低木「フヨウ」(芙蓉)です。樹皮はミツマタなどと同じように製紙としても使用されます。「芙蓉の峰」と言えば富士山の雅称、「芙蓉の顔」と言えば美しい顔立ちを表します。このように美しいものの代名詞的な呼び名でなのです。ハイビスカス、タチアオイなどと同じ仲間です。特徴は花が開くの は1日と言う「1日花」である事です。原産地は日本から中国です。