お早う御座います。例年ならお花見の話に盛り上がっている頃ですが、今年は花芽のふくらみも遅れ、染井さんは「April hool」を過ぎないと咲いてくれそうにありません。
3月に入ってからは毎日PCと格闘して参りましたが昨日漸く復旧いたしました。原因はグラフィックカードのドライバーが更新されていなかったようです。これは「Windows update」で行うのですが、「カスタム」の中に入っているので毎日実施しているUpdateでは更新されなかったのです。何はともあれ、本日からは通常のブログ運用に戻る事が出来る様になりました。修理中の間に訪問出来無かった皆様には深くお詫び申し上げます。
今日は去る3月4日(日)に行って参りました金時山縦走の模様を報告いたします。凍結が心配された箱根の1号線は雪もなく当初の予定通り金時神社駐車場まで登ることができました。服装を整えた後、仙石原バス停まで移動、バス(370円)を利用し宮城野支所前に下り登山開始です。最初の目標は明神ヶ岳と明星ヶ岳の鞍部、そこから西の金時山に向けて縦走する計画です。
宮城野支所でバスを降り、登山口に向かいます。左回りになりましたが全体的には緩やかな上りになります。
左手が金時神社への参道兼金時山登山口です。右奥の建物はトイレです。
仙石原への三叉路付近にある仙石バス停です。一旦、宮城野支所まで下ります。
この先約300mにある登山口に向けてアプローチ開始です。道路脇には未だ雪が残っています。
標高481mの宮城野口から登山道に入りましたが、別荘も多く登山道と言う気はしませんでした。
鞍部、明星ヶ岳と明神ヶ岳の中間で馬の鞍の様に低くなっています。右へ行けば明星岳、左は明神ヶ岳、金時山へと続く尾根道になります。この辺りからは積雪15?近くになりました。
大雄山分岐、下れば大雄山最乗寺方面に下りますが、悪天候の場合はエスケープルートにもなります。鎌倉時代に開かれた湯坂道(箱根湯本→大平台→浅間山→鷹巣山→芦の湯→元箱根)以前(大和期)の箱根越えは大雄山最乗寺から明神ヶ岳付近を登り、宮城野→仙石→乙女峠→ 御殿場へ抜けたようです。この事から大平台と宮城野間が一番難所であった事が窺われます。「千尋の谷」とはこの辺りを指すのかもしれません。
奈良、平安時代は大雄山から矢倉沢→足柄峠→御殿場というルートが開発され、鎌倉、室町時代になって湯坂道が開通したそうです。(箱根地図リンク)
明神ヶ岳山頂(1169m)は霧が立ち込め、視界不良でした。
明神岳への尾根道に見られた霧氷です。綺麗でした。
結構数多く見られたタヌキさんの足跡です。爪が無くベタッとした特徴があります。
こちらはタヌキさんより一回り小さなイタチ君の足跡のようです。爪の跡がはっきりしています。
明神が岳から矢倉沢峠に下る途中で見たこの日一番の眺望、「仙石原」です。左の開けた場所は「ススキの草原」、道路を挟んで右は「箱根湿生花園」です。写真奥が芦ノ湖方面ですが見えませんでした。
この日は我々が先頭らしく、篠竹のヤブコギとなりました。襟元から雪が入り込み散々でした。
矢倉沢峠にある「うぐいす小屋」、冬季は閉鎖されているようです。左奥のテーブルで食事をする事になりました。雪道の縦走でヘロヘロになっています。
13:00頃、矢倉沢峠に設置してあったテーブルでの立食です。12cmの雪を払って食事の準備中です。左はコーヒーを準備、右のストーブはラーメン用の湯沸し中、もちろんその後で「安倍川餅」も作りました。
食事の後、残された金時山登頂を断念し、下山しました。1時間ほどで登れましたが、長い縦走の後での雪山登山は危険と全員一致の判断でした。
仙石バス停付近の北東約200mにある金時登山口です。金時山登山だけならここから登って金時神社側に降りるのが一般的なルートです。
金太郎伝説の「坂田公時」を奉る金時神社、説明は下にあります。
金時神社参拝の後、駐車場から宮城野地区にある「宮城野温泉会館」(料金650円)で約45分、温泉に浸かって帰宅の途につきました。相変わらず函嶺洞門付近から箱根湯本駅前間は渋滞でした。
宮城の会館内にあった樹高が1m程にもなる大きな「カゲツ」を見つけました。見事に花が咲いていました。我が家のカゲツはまったく花をつけません。南アフリカ原産、ベンケイソウ科ですが多肉植物です。芽が出たタイミングを見計らって五円玉などを通しておくと葉っぱが出て抜けなくなります。それが「金のなる木」の正体です。しかし、枝が五円玉の穴以上に太くなると、そこから先のほうが折れてしまいます。
今回の写真が見にくい事に気がつかれたでしょうか。車内にカメラを忘れ、携帯電話のカメラを使用しています。毎回何らかのドジを踏んでいます。