お早うございます。日本の政治は混迷が増すばかりです。解散の時期についての総理の発言は「近い将来」から「条件が整ったら」に変わり、最近では「環境が整ったら」と言っているようです。自分たちの要求する「法律を通してくれたら」又は自分達の選挙にとって「都合の良い風が吹いてきたら」という風に聞こえます。支持率が20%を切った内閣にその権利が有るのでしょうか。このままだと支持率はどんどん下がる一方の様な気がします。
日本にとって憂うべき時に民謡は無いだろうと言う向きもあるかもしれませんが、民謡は心の故郷です。週末のひと時民謡を聴いて心を癒されては如何でしょう。和歌山出身の津軽三味線奏者、木之下真市の演奏に期待しています。3日は出掛けるので留守録をセットします。
※土日のコメントはCLOSEしています。
週末の民謡行事&NHK民謡放送
11月3日(土)12:30〜12:55 民謡を訪ねて NHK AM/FM放送
帆柱起し祝い唄(富山)・・・・・・・・加賀山紋
小諸馬子唄(長野)・・・・・・・・・・剣持雄介
津軽三下り・曲弾き(青森)・・・・・・木乃下真市(和歌山出身)
ほか 成田武士、小野花子、堀ひろみ
収録会場: 飛騨市文化交流センター(岐阜県飛騨市)
10月4日(日)11:00〜11:50 「日本の民謡」NHK AM/FM放送
第21回日本民謡ヤングフェスティバル2012全国大会(1)
(2012年8月25日 NHK大阪ホールにて収録)
10月5日(月)「日本の民謡」の再放送はお休みです。
さて、29日の登山報告をさせて頂きたいと思います。前日の雨による登山道の具合が心配でしたが、道は濡れた所も少なく良い状態でした。
04:30 自宅を出発後東名高速を利用、新富士ICで下りて富士山の西側にある朝霧高原(麗駐車場)にアプローチしました。07:30 毛無山駐車場到着 12:00 山頂出発(下山開始)
08:00 毛無山駐車場出発(登山開始)12:30 地蔵峠
08:35 不動の滝 12:45 金鉱石焼釜跡
09:15 レスキューポイント 14:30 毛無山駐車場到着
10:45 富士山展望台
11:00 毛無山山頂到着
地図には麓(ふもと)駐車場と書いてありますが現地には毛無山駐車場と記されていました。ピンクは登りのルート、ブルーが下山ルートです。総行程は8km、標高差およそ1066m、所要時間は6時間30分の山行でした。
※駐車場の手前400mにある麓山の家の右手に無料トイレがあります。これから先にトイレはありません。
08:00 毛無山駐車場出発、セルフの料金箱が有りますが、備え付けの袋に500円を入れて投函します。
登山道入り口付近に有る「麓宮(ふもとみや)」です。昔、この辺り一帯は金鉱山だったので作業員の守り神だったのかもしれません。登山の安全祈願をして出発です。賽銭箱は無いので格子戸の隙間から落として置きました。
最初の分岐点です。右が急登が多い尾根筋の登山道です。我々は尾根筋を選択しました。左は地蔵峠への登山道ですが谷筋を登るルートです。
1合目から9合目まできちんと立て札が整備されていました。富士山以外では珍しい事です。
はさみ石と言われる両サイドが岩になった狭い切り通しの様な登山道です。
08:35 「不動の滝見晴らし台」右の切り立った崖の下に見える「不動の滝」です。落差100mの滝は水量も豊富で周りの紅葉とベストマッチでとても綺麗でした。
照葉樹の森は木漏れ日が差し込み岩登りを明るく照らしてくれました。クサリの代わりにロープが設置してあります。
09:15 落葉樹林帯が開けた場所に設置されたヘリコプター用「レスキューポイント」です。周りが樹林帯の為ランディングは不可で、ホイスト(巻き揚げ)による救助になります。
10:45 富士山展望台到着、冠雪した富士山が綺麗でした。下に見えるのがゴルフ場、キャンプ場などがある朝霧高原です。右側が富士宮市(海側)、左は本栖湖方面になります。山頂直下の黒い筋は「大沢崩れ」と言われている崩落が多い場所です。「中道巡り」と言う五合目付近を一周(約25km)するトレッキングコースが有りますが、現在は大沢崩れの横断は禁止されています。
地蔵峠(左)と毛無山への分岐です。右が頂上への尾根道になります。
平坦な尾根道には昨夜の雨で水溜まりもありましたが歩行に問題はありませんでした。
11:00 標高1946mの毛無山山頂です。富士市のある駿河湾まで33kmで暖かい為でしょう。山頂は樹林帯になっています。向こうの山は大見岳(1964m)です。
今日も昼食は「麺職人」(ラーメン)と豚ロースとイワシの缶詰、デザートは柿とリンゴです。非常食の餅1個も一緒に煮て食べました。
12:00 下山開始、分岐点の近くにある「北アルプス展望台」です。この岩を登ると展望台になっています。
北アルプス展望台とは言うものの上高地まで120kmなので米粒の様でした。中央右寄りの大地が南アルプス北岳と間の岳(あいのたけ)です。中央左寄りは赤石岳になります。
地蔵峠への尾根道に有った針葉樹ツガの大木と紅葉です。この先を右に下ると下部温泉に下るエスケープルートにもなります。
12:30 地蔵峠に到着、右下の白いものが地蔵さんです。後になって気が付きました。直進すれば金山(1686m)です。
地蔵峠付近に有った山ブドウですが、実はありませんでした。
地蔵峠を出発して15分、岩場を降りて沢に下りますが、気を付けることは・・・
このルートサイン(リボン)を見落とさないようにしましょう。そのまま沢を下ったら迷ってしまいます。ここは沢を横切ると考えた方が良さそうです。
戦国時代の富士宮を治めた今川氏によって開発されたらしい金鉱石焼窯跡ですが、直径2m程の窯跡が3個並んでいます。斜面に小さい砕石が多いのは金山の存在が関係しているかもしれません。
枯沢のトラバースが3か所ありました。足を滑らすと危険です。クサリでは無くロープのガイドに掴まって一人ずつ渡ります。
沢沿いの下りでは何度横切ったか忘れるほどたくさん横切りました。リボンに注意しながら渡る場所を選びます。
出発時にお参りした麓宮にお礼を言って駐車場に向かいます。
駐車場に別れを告げてから30分ほどの富士宮市内に有る「冨嶽温泉-花の湯」で汗を流しました(立ち寄り券800円)。大きい風呂から小さい風呂まで楽しめました。東名高速で小さな事故の為渋滞が有り、40分ほど遅れましたが19:00には帰宅できました。無事に山行が終了しパーティの皆さんに感謝です。
高山植物のイワギキョウにも似たリンドウ科の多年草「リンドウ」(竜胆)です。真っすぐ上に向けて咲くのが特徴です。イワギキョウは垂れて横を向いて咲きます。低山の場合大きいものでは60cmにも育ちますが、標高が高いと15cm位にしか伸びません。根は苦いので煎じて健胃剤としても使用されました。家紋にも使用される花として知られています。(撮影は毛無山登山道5合目付近にて)