お早うございます。テレビ情報によれば全国で一番”脳梗塞”が少ない県は滋賀県だそうです。滋賀県の生活習慣の特徴は鍋ものが好き、運動が好き、昆布が好きなどが挙げられていましたが、この事が脳梗塞予防になっているのでしょうか。
29日(月)山梨県甲州市にある甲州高尾山(1106m)に登ってきました。早朝5時に家を出て大善寺登山口を08:00に出発、甲州高尾山、甲斐御嶽山(神社)、大滝不動尊、勝沼ぶどう郷駅、大日陰トンネルをハイクし、ゴールの大善寺到着は14:45、6時間45分の山歩きでした。
中央高速勝沼インターを降りて右折すると柏尾山が見えて来ます。正面あたりが出発点の大善寺です。
黄色の線が登山経路、紫は昼食後の下山です。地図下方の道路は中央高速、右が東京方面で天井崩落の笹子トンネルに入ります。その上の道路が国道20号線、甲州街道です。左奥は塩山市と他の町村が合併して生まれた山梨市になります。
※地図中の甲斐御岳山は「甲斐御嶽山」に訂正します。
真言宗智山派の寺院、柏尾山大善寺です。真言宗は弘法大師(空海)が宗祖です。
普通車40台を収容できる大善寺駐車場です。ここにも登山口がありますが駐車料金500円を支払えば利用できます。
08:00 駐車場を過ぎると左手に登山口が見えて来ます。右手石垣の奥が登山道です。
イノシシ対策で整備された「電柵」です。通電しているので触れないようにしましょう。ドアを開けて中に入り、右に折れて尾根に向って登ります。ROCKを忘れずに。
登り始めて直ぐ、木イチゴ(フランボワーズ)の花が咲いていました。初夏から初秋にかけて甘酸っぱい紅い実をつけます。黄色の種類もありますがこちらはさっぱりした甘さです。
08:45 最初のピーク、柏尾山山頂(740m)です。この辺りの下に中央線の大日陰トンネルが通っています。
山菜の女王「アブラコシ」を探しましたが、見当たりませんでした。とげが生えていれば「タラの芽」、葉が薄く照りがあれば「アブラコシ」ですが残念ながら写真の木の芽は「ウルシ」です。
10:00 舗装路を横切りますが「火気厳禁」表示板があり、市のパトロールカーが注意喚起の呼びかけをされていました。平成になってから4回の山火事が発生しています。左の写真は火勢が山頂から麓に降りているので登山者が尾根道で火の始末を怠ったと思われます。
舗装路から再度剣が峰に向けての急登です。
10:10 急登はここまでです。以後は眺望を楽しみながら軽快に尾根道歩きです。この辺りから東側斜面に山火事の傷跡が見え始めます。
10:20 標高1106mの「甲州高尾山山頂」(別名、深沢山)です。山頂と言うよりも小高い尾根と言った印象です。これから先は平坦な尾根道歩きになります。
中心部に雪をかぶった富士山が見えます。昨日、ユネスコが6月に「富士山の世界遺産登録」を認める発表がありました。
中心部の雪山が富士山に次ぐ標高を誇る南アルプスの「北岳」(3192m)です。その左は4位の「相の岳」(3189m)です。因みに3位は北アルプス「奥穂高岳」(3190m)です。
東側は山火事の影響が残る斜面になっていますが、視界が良好です。植林が行われるのでしょう。下草が刈られ、集められて土手の様になっています。
ピンクの山ツツジが綺麗でした。トウゴクミツバツツジに似ています。
10:50 甲州高尾山と富士見台の中間にある大滝不動尊への分岐です。今回はここから左に折れて展望台、大滝不動尊に下ります。
ふかふかの落ち葉の登山道です。疲れ知らずです。落葉樹の森に対する貢献は大きいものがあります。
一旦舗装路に出て展望台に向かいます。
11:05 展望台、大滝不動尊分岐(十字路)です。この奥に展望台と神社があります。
11:10 展望台となっている神社、「甲斐御嶽山」です。ここで昼食を摂ります。
今回の登山が初使用となった「Coleman442」ガソリンストーブで湯を沸かし、カップラーメンの昼食です。副食はソーセージとリンゴです。ストーブは脚が付いていて安定し、火力も十分で満足できました。※ストーブの3本の足が安定感を齎してくれます。
登山開始後すぐに見つけたトチノキ科の落葉高木「ベニバナトチノキ」です。この木は未だ幼木で3mほどでした。この木はアメリカベニバナトチノキと西洋トチノキ(マロニエ)の雑種です。自生する栃の木から採れる実は粉にして蕎麦、栃餅などの原料にします。
下山途中の勝沼葡萄農家の庭で見かけた紫の花が房咲きするモクセイ科の「ライラック」です。花は柔らかい印象で蕊(しべ)は見えません。また、葉にも歪みは見られません。原産国はヨーロッパ
PART2に続きます。