お早うございます。毎日暑い日が続いていますが長袖を脱ぎ、漸く衣替えをしました。そんな折、世界最高齢エベレスト(8848m)登山を成功させた三浦雄一郎氏に拍手を送りたいと思います。偉業では有りますがアイスクライミング中の写真は涼しさも届けてくれました。無事の下山をお祈りいたします。一方日本経済はアベノミクスが進む中、大きな株価変動も有りました。(想像ですが)大金持ちが一気に又は雪崩式に株を売って下落させ、安くなったところで買い戻すと言う儲け方には腹が立ちます。
先日NHK総合で放送された「病の起源」と言う番組から要点をピックアップして見ました。我々の祖先は700万年前にチンパンジーなどから分かれて2足歩行に進化したとされていますがこの辺りから便利さと引き換えにいろんな病気と付き合うようにもなりました。現代になってアスベストなど人間が作り出した癌を発症させる物質にスポットが当てられていますが、癌発生の仕組みは1億5,000万年前、恐竜の時代から存在したようです。5億5,000万年前、単細胞生物から多細胞生物になった時から埋め込まれた「コピーミス」が癌に繋がっているのです。
人類のご先祖様はアフリカ出身で人口が増加するに従って新天地を求めてヨーロッパ、アジアへと広がって行ったようです。そうなると後年、紫外線が大きく関係してきますがエジソンが電球を普及させて以来急速に夜の世界にうごめく人間が増えた事も癌と言う病気に繋がっています。
アフリカで発見された人類最古の2足歩行の足跡、この辺りから人間は脳の巨大化が進みます。
人類は脳の巨大化により、癌を誘発させると思われるさまざまな物質を自ら作りだして来た事も事実でこれらの扱いも環境問題として重要視されるところですが根本的な癌のメカニズムは1億5,000万年前から有ったとされています。
チンパンジーと人間の遺伝子は99%が同じだそうですが、残りの1%は生殖能力の差との事です。2足歩行になってオスがメスに自由に食料を運べるようになると、チンパンジーのメスが持っている発情を知らせる機能が無くなりオスはメスのご機嫌によって常に精子を使用出来る事が求められ、精子の細胞分裂を繰り返すようになったようです。この細胞分裂にミスが起こると癌になるのです。このミスは誰でも起こり得る訳ですが親のDNAを引き継ぐと考えられています。
癌の発生メカニズムに新たな発表が有りました。アメリカ北東部で大腸癌の発生が異常に多い事が判明しましたが理由として考えられているのが紫外線強度だそうです。悪者扱いされる紫外線ですが、高緯度ほど紫外線が弱くなり癌の発生を増加させるきっかけになっているとの報告です。ビタミンDの合成が少ないと癌になり易いとの報告も有ります。
大腸癌に限らず乳癌、肺癌などでもビタミンDの影響が重要なポイントとなっています。しかしビタミンDの合成に必要な紫外線と皮膚癌との関係が気になります。
夜間勤務者に乳癌のリスクが大きいとの報告には「残念」とか言いようが有りません。看護士など女性の職場を減らす事に繋がります。今でも少なくなる一方の女性看護師と言う職業ですがリスクを少なくする夜勤の形態を考えて欲しいものです。癌細胞の増殖を抑制するメラトニンの量が夜間勤務者の場合1/5である事が原因の様です。夜間に分泌されるメラトニンのコントロールは難題です。
嬉しいニュースです。現在の医療で使用されている副作用の影響が大きい従来の「抗ガン剤」に代わる新しい薬品の開発も大きく進化しそうです。
ジョンズ・ホプキンズ大学のガブリエル・ロネット博士等の研究グループは癌細胞の材料となる脂肪酸がFAS酵素で作られる事に目を向け、脂肪酸を作らなければ癌の増殖を食い止められるとして「C31」と言う薬品を開発中で近い将来画期的な癌の治療薬として世に出る可能性が有ります。多いに期待したいと思います。
挿し木から育て昨秋に露地植えにしたバラ科の落葉蔓性植物(低木)「ラベンダードリーム」です。直径が6?程の花ですが平咲きでシンプルなところが好きです。四季咲きですが一番多くの花を咲かせるのは5月です。半横張り性なのでフェンスなどに這わせると良いようです。路地植え、鉢植えどちらでも良く育つ園芸品種です。