お早うございます。韓国南西海域でフェリーの転覆事故が有りましたが海域の天候が悪く、救助作業は難航しているようです。韓国清海鎮海運が所有する「セウォル号」(6,586トン)は日本の海運会社マルエーフェリーが鹿児島、奄美、沖縄間に船名「フェリーなみのうえ」として就航させていましたが船齢が18年の2年前に韓国に売却されています。今回の事故は船に起因するものと言うより運航法に問題が有りそうです。原因として考えられる第一は暗礁に乗り上げた可能性、第二は搭載されていた車両150台、コンテナなどが荷崩れを起こした事などが考えられますが、前者は一昼夜経過しても船首を水面に見せている事から比較的浅い海である事に鑑み暗礁説の可能性が高いと思われます。後者は当時の天候が霧が発生していたものの時化ておらず、荷崩れは考えにくい。寧ろ暗礁に衝突して傾いてから荷崩れが一気に進み短時間で水没したと考えられます。
建造技術による転覆とは考えにくく、暗礁への衝突が起ったとするなら人命を預かるフェリーの運航としてはお粗末過ぎます。船は海図上に予定のコースを書き、その線上を走らせますが位置情報としては視界が良い時は灯台の方位を交叉させて船の位置を決定する地文航法、陸地、島などの距離を測定して位置を決定するレーダー航法が一般的でしたが、最近はGPS航法が多くなっているようです。位置が正しいとなるとやはりデータの読み違えなどによる海図への入力ミスと言う人的要素が問題になります。基本的な航海技術のレベルが低い事の証しかも知れません。この辺りは長い歴史を持つ海洋王国ニッポンとの大きな違いと言えます。先日の久里浜沖での衝突事故、古くは関門海峡での自衛艦との衝突事故など急速に発展した韓国海運界の事故が目立ちます。背伸びをせず身の丈に有った発展をして欲しいと思います。船内に残されたと思われる280余名の早期救出を願うと共に犠牲者のご冥福を祈ります。
こうなってからでは逃げるのは大変です。事故の直後に「船内に留まれ」との放送が成されたとの話が伝えられ唖然とします。甲板に出てライフジャケットと救命いかだの準備をすべきでした。
この態勢を長い時間保っていると言う事は後部が海底についていると思われるので座礁説が有力だと思われます。写真は船首部分ですが錨は海面下になっています。左側に傾いて転覆しているので南下中のセウォル号が陸地側の左を暗礁に衝突させて船底に亀裂を生じさせ大量の水によって左に傾いたと想像していますが真相はいまだ不明です。
花がキク科とは異なり特徴ある形を見せるアブラナ科の多年草「イベリス」です。原産国は地中海沿岸で、明治時代に渡来しています。名前はヨーロッパ最西端イベリア半島に由来しています。「キャンディタフト」「トキワナズナ」などとも呼ばれる事があります。古い株の茎は低木上になり、黒くなります。繁殖は種ですが挿し木、株分けも出来ます。「イベリス・センペルウィレンス」と言うのが正式の種類のようです。