お早うございます。数年前にNHKで放送された「世界の名峰 グレートサミッツ 栄光と友情の山」の中の一部を紹介します。1921年、未踏ルートだった東山稜・ミッテルレギ稜を初登攀したのは槇有恒と言う日本人と現地の若いガイド達だったのです。日本山岳会の歴史に残る栄光でした。今もアイガーの登山基地となっているグリンデルワルトには彼らの銅像が建っています。この辺りはアメリカ各地で良からぬ女性像を立て始めた国とは比較にならない文明の違いを誇っていいと思います。
番組ではNHKディレクター高橋亜矢さんが地元の山岳ガイド協会を訪ねるところから始まります。ガイドはヨハン・カウフマンさん(37歳)です。当時槇と一緒に登山をした山岳ガイドサミュエル・ブラヴァンドの子孫と話も出来ました。今回の登山は登山電車の終点アイスメーア駅からミッテルレギ尾根を登ります。
一日目は登山電車で右側のグリンデルヴァルト側から岩山に掘られたトンネルを潜りアイスメーア駅で下車、ここからミッテルレギへの雪と氷の岩場を登り、ミッテツレギ小屋に泊まります。you-tubeでは二日目目のミッテルレギ稜登攀の模様を伝えています。
庭のあちこちに蔓延ったアヤメ科の落葉多年草「ジャーマンアイリス」です。花が大きく葉の幅が広いのが特徴です。また花被片の幅が広く両サイドの物が上部にめくりあがっています。花色は豊富で紫のほか白、黄、橙、桃、赤、青に加え茶、黒まで開発されているようです。「Iris germanica」はギリシャ語で「ドイツ産の虹」だそうですが地中海沿岸国原産です。フランスの国花の一つに指定されているのも面白い。