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愛鷹山登山報告(ヤマボウシ) CMT APVL、NO JGG

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 お早うございます。梅雨時の登山は富士山の南方に位置する愛鷹山(あしたかやま)を選びました。05:30家を出発、東名高速御殿場ICを降りて40分ほどで登山口に到着します。御殿場から裾野市に至る国道469号線は広大な東富士演習場を横切って作られています。7時すぎから演習場内を軍用トラックが走っていました。愛鷹山は越前岳、呼子岳、位牌岳など擁した山塊で標高1504mの越前岳を主峰としています。今回は07:30に山神社駐車場を出発、越前岳登頂後は北側の十里木(じゅりき)登山口に下る標高差744m、行程6km、所要時間5時間のチョー初心者登山でした。富士山が望めなかった事が心残りです。

愛鷹山マップ

越前岳鳥瞰図

 山神社駐車場を起点にバスを利用した周回コースとしました。ブルーが登山ルート、ピンクが下山ルート、黄色はバス利用となりました。バスを降りてから起点までは20分ほど歩きました。

山神社駐車場

07:35 山神社駐車場を出発、舗装されていませんが50台は駐車可能です。この日は15台ほど駐車していました。

山神社

07:45 登山道を兼ねた鳥居をくぐると神社が見えてきます。

ハシゴ

08:17 登山開始30分で短いハシゴが2つ、急登らしき登りはこれが最後でした。W

愛鷹山荘

08:20 尾根道に近い場所に無人の愛鷹山荘がありました。門がありますが入れます。避難小屋になっているようでトイレもありました。

富士見峠

08:25 尾根道に出たところが富士見峠分岐(960m)です。右に折れると黒岳、我々は黒岳をパスして越前岳に向かいます。越前岳の標高が1507mになっていますが地図の表示は1504mです。この辺りから右下の方でおびただしい銃声が聞こえ始めました。東富士演習場で射撃訓練をしていたようです。

行動食

08:33 登山開始からⅠ時間が経過したので行動職を採る一服です。ブラックサンダーと言う菓子を選んできました。この菓子はオリンピックで内村航平選手のお母さんが、スタンドから彼に投げ入れて有名になりました。歯触りも楽しめて美味しいチョコレート菓子です。

鋸岳展望台

09:06 鋸岳展望台(1200m)から鋸岳稜線の眺めです。あらら、今気づいたのですが写真編集中に白い太線を書いてしまいました。位牌岳(1458m)、鋸岳(1296m)、呼子岳(1310m)

危険

09:39 尾根の南側はスッパリ切れ落ちていて怖いです。70度から80度でほとんど垂直に見えます。これからも大雨などで益々崩れ落ちていきそうです。

富士見台

09:56 標高1405mの富士見台です。昭和13年に発行された50銭紙幣に採用された富士山の写真が撮影された場所がここだそうです。あいにくの曇りで何も見えません。

越前岳山頂

10:23 粘土質の越前岳山頂です。1504mの表示がありました。まわりの景色は見えず、食事には未だ早そうなので先に進みます。

2等三角点

 低くても位置的に重要なので2等三角点になっています。因みに2等の設置間隔は約8km。全国に5060点。柱石の一辺は15cm(1等は18cm)、破壊や破損に備えて、柱石の直下には盤石も埋設されているそうです。地震などで動いているのが気になりますが、最近はGPS測量などと併せて行われているようです。

下山道

10:34 越前岳からの下山道は北の富士山に向かって下ります。広い尾根なのですが粘土質なので雨に流されて溝が泥濘になり、登山者が新たな道を通るので何本もの道が出来ています。尾根を下れば問題はありません。

勢子辻分岐

10:35 勢子辻への下山道となる勢子辻分岐(1430m)です。勢子とは猟師が雇うイノシシ、熊などを追い立てる人夫を言います。この辺りは猟場だったと思われます。

ヤブレガサ

11:00 ヤブレガサ尾根とでも言いたい程にヤブレガサの葉っぱが目立ちました。

馬の背見晴台

11:16 標高1080mにある「馬の背見晴台」(1080m)です。テーブルがいくつか置いてあり、食事には最適でした。眼下の建物は「富士山こどもの国」です。

食材

今日の食材はニュータッチのサンマーメン、焼き豚、リンゴとデザートのパウンドケーキです。前日に茹でたアスパラもありましたが、展示を忘れました。前回の登山で面目を失ったストーブ「ピークワン」ですが、本体価格7000円弱に対しバーナーの部品価格が5000円との事で自分で修理しました。パイプの目詰まりが原因でした。今回は快調でした。

昼食

 カップの包装には「横浜発祥サンマーメン」と書いてありました。これにつられて購入しましたが美味しかったです。蓋の裏に書いてあった「フタの裏のはなし」によるとサンマーメンは「生馬麺」と書き、生は「新鮮でシャキシャキ」、馬は「上に乗せる」と言う意味があり、具材をさっと炒め麺に載せることから命名されたそうです。※焼き豚を載せたのでサンマーメンとは言えません。W

十里木高原展望台

12:14 十里木高原展望台、この下はカヤトになっていますが春先には山菜が採れそうな草原でした。下に見えるゴルフ場は十里木カントリークラブです。

階段

12:19 長い木製の階段道です。足に負担がかかります。左の草原はワラビなどの山菜が出そうな茅戸(カヤト)です。

十里木登山口

12:27 国道469号線に降りた場所にある十里木登山口(870m)です。奇麗なトイレが設置されています。

関所跡

12:39 十里木関所跡です。富士市方面から箱根をパスして足柄街道につながっていました。

十里木バス停

13:26 裾野、富士市方面のバス折り返し点となる「十里木バス停」です。13:40発の後が1時間後になるので急いだ結果、1時間も早めに到着してしまいました。

登山道入り口

13:56 バスに乗る事およそ18分で愛鷹山登山道入り口に到着です。走行中の車内からは「サファリパーク」が見えました。お客さんの数も多かったようです。バスを降りてから駐車場まで徒歩20分の道のりです。

駐車場着

14:13 山神社駐車場到着、簡易トイレもあります。10分後には温泉に向けて出発です。

ヘルシーパーク裾野

14:00 ヘルシーパーク裾野(温泉)に到着ですが私は傷が癒えていないので温泉はパス、無料の足湯を楽しみました。

足湯

 一人寂しく足湯に浸かってきました。ここでもハプニング、コンクリートに荷物を置き、寝ながらバタ足をしていたら湯があふれ出し、お土産、タオルなどが濡れてしまいました。どうしようもないおっさんです。トホホホ 


ヤマボウシ

 愛鷹山下山中の北尾根で見かけたミズキ科の落葉高木「ベニヤマボウシ」です。北海道を除く日本全域に自生し、庭木としても人気があります。他に白、赤などの色もあります。中心に見える斑点状のものが花で、ベニ色の物は花びらではなく、花を護る総苞片です。小さな花(実になる)を顔にして総苞を頭巾(弁慶が被っていた頭巾のようなもの)に見立て「山法師」と名付けたようです。後方の一枚を見ず、斜め上から3枚を見ると山法師に見えます。W 秋にはイチゴのようにイガイガがある実をつけますが食用になります。その為かヤマグワとも呼ばれます。


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