1昨日ラクラクマンさんのブログに紹介された「gooホームサービス終了」を拝見して「gooブログ終了」と勘違いをしてしまいました。引越しをしないで済みそうです。(笑)
今日は久しぶりに民謡の紹介です。秋田県由利郡仁賀保町に古くから伝わる民謡、「臼挽き唄」です。数人の若者が派手な格好をし、棒を持って踊りながら臼を打つという民族芸能のなかで唄われるものの一つです。その昔は臼の中に籾殻を入れて摺り、玄米にしたと思われます。餅つき唄は各地に有りますが、臼挽き唄は珍しい。同じ作業でも山形地方では「籾摺り唄」と言っているようです。脱穀した籾殻を土臼又は木臼に入れ2、3人で回して挽いたようです。家庭で粉を挽く石臼は直径が30cmほどであったが、籾摺り用の土臼は相当大きかったようです。
籾だけを外し、粉にする訳ではないので柔かい土臼、木臼などを使用したようです。写真は「もりのいえ、山暮らし日記」さんから拝借しました。テーパーになったものと水平のもの二組が残っていたようです。直径は70cmほどでしょうか。
臼挽き 頼んだば 婆ぁどこ頼だエーエー
婆ぁも若い時ゃ なんぼよがたナーエ
臼のロクロさ ぼた餅あげてエーエー
廻すたんびに ひとかじりナーエ
臼も婆ぁだし 引き手も婆ぁだエーエー
落ちる米まで 古米だナーエ
裏の小窓から こんにゃく玉投げてエーエー
今夜来いとの 知らせだナーエー
歌詞が何とも民謡らしいです。ぼた餅を食べながら何人(廻し方2人、籾補充方1人)かで臼を挽く情景が浮かびそうです。挽いた玄米は唐箕(とうみ)と言う機械を使用し、風によって籾(もみ)、砂などを飛ばして玄米を選別します。
乾徳山登山の出発点の民家の庭先に咲いていたキキョウ科の多年草「キキョウ」です。根を咳止めや喉の漢方薬にしますが、含まれるサポニンは昆虫から身を守るための毒です。秋の七草の一つです。別名が面白い「ありの火吹き」、蟻が花を噛むと蟻酸(ぎさん)という物質が出て、桔梗の色素アントシアンを赤く変色させるので蟻が火を噴いたように見えるそうです。