お早う御座います。きょうは去る2月12日(日)静岡県沼津市に聳える沼津アルプスを縦走して来たのでその記録を残しておきたいと思います。沼津アルプスは地元の登山愛好会が整備した登山道が約7kmにわたってアップダウンを繰り返す縦走路です。連日近郊からの登山者が絶えない人気スポットとなっています。連山の中で最高峰の鷲頭山でも392mと低山ではありますが起伏に富みクサリ場もあってアルプスの雰囲気を楽しませてくれます。
行程は連山北側の香陵台駐車場に車を置き、一旦徒歩で下山後バスで南端の多比まで移動してから多比口峠を目指します。多比口峠から「五山七峠」(実際に実際には七山)を南から北へ縦走して駐車場に下山する予定です。
香貫山付近から南方の山々を望んでいます。手前から横山、徳倉山、鷲頭山そして最南端の大平山です。
オレンジ色の線が今回のコースです。南側の多比バス停が出発点になります。山陵の左側が沼津市街で右側は田園地帯も望める狩野川流域です。
狩野川は伊豆修善寺方面を水源としていますが沼津市内を洪水から守るために放水路が建設されています。それは最南端にある口野橋付近です。
バス停から多比口峠に登り、大平山、鷲頭山、徳倉山、横山を走破し、一旦県道を渡って再度香貫山に登ります。
市役所前バス停から富士山を望んでいます。道路の向こうの小高くなったところが狩野川に架かる三園橋です。左側が駿河湾になります。
横浜出発が06:00でしたが、8時40分発のバスで多比まで移動します。使用時間、約20分料金は470円でした。途中右側の海岸よりには「沼津御用邸記念公園」がありました。
09:00 正面の建物はコンビニであったのですが閉鎖されていました。横浜からダイレクトにアプローチしたため、ここで昼食を買う事が出来ず、水も貰い水になりました。やはり家から持参すべきです。トホホホ・・・準備体操後に出発です。
この辺りでは珍しい甲斐犬です。カメラ目線を頂けませんでした。付近には果樹農家が不ぞろいの蜜柑を無料で配っていました。水分補給になり嬉しかった。
鷲頭山と大平山の鞍部にある多比口峠から大平山を往復します。ここにザックなど登山用具を置いて大平山に向かう登山者もあります。高山に行くとこう言う事が疲れさせないコツになります。
09:50 沼津アルプスの中では2番目に高い山ですが樹木が生い茂り見通しは良く有りません。桜の気が多かったです。ここから奥沼津方面の下りは急勾配で相当きつい登山道のようでした。
鷲頭山に向かう陵線にはウバメ樫の純林があり、登山道は根が貼り廻らされていました。この木は和歌山県南部の特産品「備長炭」の材料になります。海岸近くの山林に育ち、ここでは保護されている様です。伊豆半島、三浦半島辺りが北限のようです。
11:00 沼津アルプスの最高峰、鷲頭山山頂(392m)です。最高峰にしては展望がイマイチでした。
11:15 写真中央部の海岸沿いにある松林が沼津御用邸記念公園です。食事は次のピーク、志下山頂上に決定。
小鷲頭山からの下りは勾配がきつい下りでロープが張られていました。
本三位中将「平重衡」(平家の武将)は狩野の里に軟禁されていたが、東大寺、興福寺などを焼いた事が発覚し、里から海沿いに脱出、追っ手を逃れて鷲頭山に隠れ住んだが発見されてこの地で切腹自害した。
11:50 志下山山頂到着、眺望、足元も良いので、ここで食事をする事になりました。出発は12:45です。
多比のセブンイレブンが閉鎖されていたので、非常食の餅が弁当代わりとなった。きな粉餅にしました。デザートは家から持ってきた林檎でした。この日はもう一件トラブルがありました。石油ストーブのポンピングが出来ズ、ガスコンロを使用しました。整備不良でした。
14:00 徳倉山到着、ここも写真だけ撮影してスルーです。
下りの急勾配ですが写真では迫力が感じられません。長いクサリが張られています。
山頂とは思えない緩やかなピークです。ここを下れば一般道の八重坂峠です。
南行き登山口になります。左に曲がって300mほど一般道を歩きます。
県道横から再度登りはじめます。少し登るとアスファルト道に出ます。左にゴルフ場を見ながら200mほど歩き登山道に戻ります。
15:30 香貫山の展望台付き電波塔です。付近にはトイレもあります。巻き道の下山道に注意が必要です。
香貫山山頂直下の香陵台駐車場付近から見た富士山です。手前の黒い山塊は愛鷹山(アシタカヤマ)1504mです。五重塔は沼津市慰霊平和塔です。
16:00 大きな駐車場付きの天然温泉「ザブン」です。パチンコ店、ショッピングモールも併設されています。ジャグジー付きで最高の温泉でした。料金750円もお徳です。17:00ザブン出発、東名高速は海老名付近の慢性渋滞で1時間送れ、20:15に帰宅しました。Iさん、Tさん有り難うございました。
この花も寒さに負けず咲いていました。キク科の越年草「ノゲシ」(野芥子)です。別名「ハルノゲシ」、オニノゲシに比べると葉も棘も柔かく折ると白い汁が出る。茎はセロリのように中空です。ヨーロッパ原産です。丈は50〜100cmにもなります。種はタンポポのように飛んで繁殖します。