お早うございます。ヨーロッパではフランス、ギリシャの選挙が一段落しましたが問題が山積し依然として困難な状況に変わりはなく円高ユーロ安傾向が続いています。ギリシャなどは安定した政権が出来ず、憲法の規定により再選挙の可能性が大きいようです。場合によってはユーロ離脱問題にも発展しそうな勢いです。
一方日本は財政規模からすればギリシャ 以上に危ないと言われていますが、国債が国内企業、国民によって持たれているので安心と言われています。富裕層は怖いところです。誰がどうやって借金を減らしていくのでしょう。
今日は5月6日(日)に放送されたNHKの「サキどり」と言うユニークな先進技術を紹介する番組の一部を取り上げます。人間が動物や昆虫からヒントを得て技術開発をする事はよくあることですが、トンボの羽根に目をつけた人達がいます。大分市にある日本文理大学。飛行力学が専門の小幡章さんの研究チームです。
トンボは空中で停止(ホバリング)する事が知られていますが小さい体ながら高速で大空を自由に飛ぶことができます。彼らはこの秘密を羽根の形に見出し、新型のプロペラに応用しようとしています。
トンボの羽は平坦ではなく、階段状にギザギザしています。このギザギザの上を空気が通ると意外な力が発生するのです。
黒い裂け目のようなところがトンボの羽根の断面です。そこに矢印方向(右)から空気(緑色)が流れると羽根のギザギザで空気が乱れて渦ができます。渦ができると気圧が低くなり羽根は揚力を発生し上に上がります。(飛行機が浮くのはこの原理によります。) この理屈を風力発電機のプロペラに応用しようと言う試みが続けられています。
発電機を見つめる小幡章先生です。人間が無風と感じる風速0.3m/sec以下でもこのプロペラは回転しています。階段状になった羽根が小さな風を捉えて渦を発生させているのです。これを大型化すれば高効率発電機の製造につながると思われます。難点は強風に弱いと言う事です。この問題を解決して早期に実用化して欲しいものです。国はこういうところにお金を使うべきです。議員定数を少なくし、政党交付金などなくして欲しいです。因みに2012年の政党交付金は民主党が約165億円、自民党が約101億円で総額は約320億円にもなります。
小手鞠(コデマリ)を10倍ほど大きくしたような吸葛(スイカズラ)科の落葉低木「オオデマリ」です。大きさからは寧ろ紫陽花に似ています。
葉と樹形はユキヤナギに似ていますが花は鞠(マリ)の様に20個ほどが纏まって咲くバラ科の落葉小低木「コデマリ」(小手鞠)です。原産は中国です。別名「スズカケ」とも言うそうですが「スズカケノキ」(プラタナス)とは違います。