本日、NHK FM放送11:00からの「日本の民謡」で清野明子さんが唄います。
お早うございます。きょうはギリシャ危機を一歩進めてヨーロッパ全体を考えてみたいと思います。情報の根拠はNHKの「週刊 ニュース深読み」からです。
2,001年、ギリシャはユーロに加盟しドラクマを捨ててユーロを導入しました。そのあと目立った産業もないギリシャがユーロと言う信用を担保に国債を乱発した結果、2010年5月6日になって大幅な財政赤字が発覚し、借金を確保する為の金利上昇政策を続けた結果、債務が膨らみ自力再建不能に至ったのです。これに対するユーロ各国のとった処置は「金を貸す代わりに緊縮財政の強要」でした。この事に反発したのが今回の選挙結果に現れています。しかしギリシャ財政は3月には借金の棒引き(踏み倒し)まで行われるところまで追い込まれていたのです。
ギリシャ政治で前政権が敗北したのは債務削減のために増税、年金削減、公務員解雇を行った結果、企業倒産が増え、失業者が増えると同時に盗難などの犯罪も増えたことに国民が反発したためと考えられています。国民の70%の人達がユーロに留まりたいと考えていることを考えると複雑です。
ギリシャは先の選挙後、大連立構想が頓挫し、再選挙が行われるようですが、新政権がEUとの新たな「緊縮」構想を打ち出せるかどうかが問われます。
「緊縮」に合意出来なければEUの支援は停止され、一気にデフォルトに向かうと思われます。
ユーロ離脱は通貨をドラクマに戻すことであり、信頼性が低下したドラクマは大幅に安くなり、危機はいっそう深まります。
ギリシャが離脱に至った場合、連鎖的にイタリヤのデフォルト問題が浮上してきます。イタリアに留まらずスペイン、ポルトガルなどへの影響も懸念されています。解説者達(真壁&浜氏)はこれによって債務が紙くず同然となり、各国の中央銀行が混乱し、企業の倒産が相次ぎ世界恐慌を引き起こすと主張しています。
イギリス在住の長い浜氏などはギリシャ国民の一部には「EUを離脱し劣等生になってギリシャらしく背伸びしないでマイペースの国になろう」と言う考えが奥に潜んでいると見ています。こんなヤル気のない国の国債を持った国はたまりません。日本の企業が持つギリシャ、ポルトガル、 アイルランド、スペイン、イタリア5ヶ国 の国債の合計は約1兆円で考えていたより少ないようです。
ヨーロッパ経済危機を回避したい日本はIMFに4兆8000億円もの資金投入を伝えていますがどれほどの効果があるのか予断を許しません。アジアに影響を及ぼさないために日中韓がETA交渉を手始めに結束できるのかが問題になります。尖閣問題などが横たわる日中の間柄、一筋縄ではいかない様です。
石垣の上部などに植えられることも多いキク科の多年草「ティモルフォセカ」です。和名では「アフリカ金盞花」と言われています。オスティオスペルマムと混同して扱われていましたがいつの頃からか分けて考えられています。オスティオスペルマムは赤紫、桃紫色などが多いようです。更にティモルフォセカの葉はオスティオスペルマムに比べ長く光沢がないようです。原産地は南アフリカです。