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金峰山登山報告 REV.1 (ハンゴンソウ)

 お早うございます。9/1(土)に山梨県と長野県の県境にある金峰山(キンプザン)に登ってきました。低地での暑苦しい生活を忘れさせてくれる一日でした。それにしても今夜(9/2 23:00)はピカピカゴロゴロと雷がすごい。・・・・・・23:25停電です。1分後に復旧しましたが、BS信号ゼロで衛星放送が見られません。23:35に漸く正常に戻りました。110度BSアンテナを使用しているので雨の影響かと思われます。

 さて、登山報告ですが前投稿を01:00に切り上げて04:00まで休み、04:30、迎えの車で出発です。今回は国道16号線を北上し、町田市から高尾山インターチェンジを経由して中央道に乗りました。渋滞もなく快適に勝沼インターチェンジを降りることができました。

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大弛峠⇔金峰山

 今回の車両によるアプローチは大変です。快川(かいせん)住職の「心頭滅却すれば火もまた涼し」で有名な恵林寺からクリスタルライン(林道)を2時間かけて標高2365mの大弛峠(おおたるみとうげ)まで登ります。車が可哀そうです。頂上付近で車を路側帯に駐車し、08:45に登山を開始しました。

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金峰山遠望


 家を出てから4時間もうすぐ大弛峠です。金峰山が見え隠れしていますが、左の突起が五丈岩(2595m)です。

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大弛峠

08:30 大弛峠駐車場到着、まっすぐ進むと長野県川上村に下る林道ですが未舗装で怖いです。ここは標高が2365mで車で登れる峠としては日本一高い峠です。

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登山開始


08:45 登山開始、2365mから2599mの金峰山まで標高差234mのミニ縦走開始です。ダケカンバの林間を快調に登ります。

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尾根道は岩場


 朝日岳への尾根道は所々に岩場があります。この岩、人間が運んだ訳でもないのに積んだように石が転がっているのが不思議です。

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朝日岳山頂


09:45 朝日岳山頂(2579m)トウヒなどの樹木に囲まれていますが南側は開けています。この辺りから小雨が降り出し、ザックカバーと雨着(上)を着用しました。

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鉄山への分岐

朝日岳と金峰山の中間にある鉄山(2531m)への分岐、今回は鉄山には登らず、右に巻いて金峰山を目指しました。

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ハイマツ


多くの高山に見られるハイマツです。冬山登山で遭難した場合などには貴重な燃料にもなります。

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登山する犬


主人(女性)に付き添って登山するワンちゃん。犬種はウイペットでハンター、レーサーなどに適しているそうです。臭いが少ないのも特徴になっています。

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岩場


 高山植物のミヤマハンノキ、ハイマツの間を縫うように大きな岩場を登ります。意外に楽しい。

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金峰山が見えた


 10:30 小さなピークの向こうに金峰山が見えます。あと1時間です。

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ミヤマハンノキ


 ナナカマドと共に高山植物の常連、ミヤマハンノキです。沢山の突起がある実を付けます。

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ナナカマド

赤く色づいたナナカマドの実です。樹高は1m程、尾根では大きくなれません。

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岩のトンネル


 突如目の前に現れた大きな岩のトンネルここを潜れば金峰山山頂です。

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金峰山山頂


11:30 金峰山山頂に到着、金峰山又は金峯山は全国に9山ありますが、殆どが奈良県吉野金峰山の蔵王権現を勧請したことに因んでいるようです。この日は途中から雨模様で下界はガスで覆われ他の山々を望む事はできませんでした。

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五丈岩


 標高2595mの五丈岩ですが錯覚でしょうか2599mの金峰山より高く見えます。今回は頂上には登りませんでしたが、登攀ルートは写真中央にあるようです。鳥居はありましたが賽銭箱はありませんでした。身内に不幸があったばかりなので、良い旅立ちになるように頼んできました。

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五丈岩裏側

五丈岩の南側を望みました。オーバーハングでフリークライミングではきつそうです。

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昼食


 昼食は相も変わらず、餅ラーメンと友人が作ってくれたポタージュスープです。ネーブルオレンジ4個と4Lの水は重かった。餅は焼くのが面倒で煮ています。高山では沸騰が速いので煮るのもいいのですが鍋にぬるぬるがついて後始末が大変です。次回は麺と一緒に鍋で煮ようと思います。非常食のパンとソーセージは持ち帰りました。

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山梨市方面


 食後に短時間だけ開けた南東側眺望です。画面中央、小樽山左の雲の下に恵林寺付近の「塩の山」(前方後円墳のような山)の緑が肉眼で見えた。

12:30 下山開始、元来た道を大弛峠に引き返します。
13:30 朝日岳通過
14:30 大弛峠に下山
14:45 大弛峠出発
総行程6時間15分の山行でした。大弛峠からの下りは車のブレーキが悲鳴をあげ、オキシエチレンのような臭いが漂い長い下り坂が終わった時にはホッとしました。

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花かげの湯

16:00〜17:00 何度目かになった「花かげの湯」、料金は500円とリーズナブルで良い温泉でした。左の建物はホールになっています。

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懐かしい佃煮

 久しぶりに目にした「いなごの佃煮」昔はよく食べました。60歳未満の方には食べられないかもしれません。しかしお土産は巨砲の羊羹になりました。

20:00 帰宅しましたが東名高速は海老名付近もスムーズで予定より1時間も早かった。パーティの皆さんお疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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ハンゴンソウ


 江戸時代には薬草として栽培され焼いて灰を湿疹の治療に、根を煎じて感染性関節炎の洗浄に使用されたと言うキク科の多年草「ハンゴンソウ」(反魂草)です。1枚葉に見えますが3片に深裂し、鶏の脚のような形に見えます。1.5mにもなり、若芽は食用になります。遠目にはオミナエシにも似ています。写真はクリスタルラインで撮影したものです。


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