お早うございます。先の投稿で言葉が足りなかった事を記しておきます。JALは2011年度の純利益が1866億円となりましたが再生企業が受ける負担軽減分が大きく寄与している事は明白です。国交省の試算によれば、減価償却費の軽減効果が460億円、法人税軽減額は約350億円、5000億円と言われる債務放棄による金利負による減免効果が約50億円で、合計860億円となります。
平成24年9月19日、JALに対する企業再生支援は完了しましたが、依然として法人税軽減額について問題視する向きがあります。しかし税法上減価償却費、航空機のリース費用などを「繰り越し欠損金」として計上することが認められています。これは同業ANA社も欠損金が発生し減免を受けておりおり、他の企業にも同様に認められています。
24年3月5日の税制改正で欠損金の繰越期間が7年から9年に延長されました。しかし赤字が発生してから無条件に9年間も税金が免除される事は有りません。黒字を計上して赤字を相殺し、黒字になった年度から納税の義務が発生します。JALの欠損金がどれほどになるかは存じませんが、早い時期に相殺し、健全な財務体質にし、自信を持って世界の空に飛び立って欲しいと思います。
大手電機メーカー東芝はレアアースのジスプロシウムを一切使用しないモーター用磁石を開発しました。これは高鉄濃度サマリウム・コバルト磁石と言って現在多くの電子機器(H/Dなど)で使用される耐熱型ネオジム磁石と同等以上の性能を有すると思われます。電子機器のほかに自動車・鉄道車両・工作機械・エレベータなどのモーターに使用され、今後も多くの需要が見込まれます。中国の輸出制限などで酷い目に遭っている現在、一日も早い完成が望まれるところです。東芝は今回開発した高鉄濃度サマリウム・コバルト磁石を今年度末に市場投入することを目指しているそうです。頑張って欲しいです。
写真はサマリウム・コバルト磁石製品の一部です。東芝に限らず他の会社(三菱、日立)でも開発中です。写真は「マグファイン」という会社の製品です。
こうしてみると多くの機器に磁石が使われている事が理解できると思います。これらは殆ど中国から輸入するレアアースのジスプロシウムを使用しています。これらが別の材料で製造できるようになる効果は日本経済にとって大変大きいと考えられます。
木本(木)にしてはちょっと弱々しい葉っぱと花のアオイ科の落葉低木「フヨウ」(芙蓉)です。樹皮はミツマタなどと同じように製紙としても使用されます。「芙蓉の峰」と言えば富士山の雅称、「芙蓉の顔」と言えば美しい顔立ちを表します。このように美しいものの代名詞的な呼び名でなのです。ハイビスカス、タチアオイなどと同じ仲間です。特徴は花が開くの は1日と言う「1日花」である事です。原産地は日本から中国です。