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VPOニューイヤーコンサート2013 (バラ)

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 お早うございます。今日は1日にウイーンで行われたウィーン・フィル・ニューイヤーコンサートの模様をお伝えします。恐らくクラシックコンサートでは世界一の視聴者を引き付けるコンサートだと思われます。ウインナワルツやポルカなど短い曲が多くを占めるコンサートですがお国柄ヨハンシュトラウス家の曲が選ばれます。今回の指揮者は2011年に続き2度目となるウィーン国立歌劇場の音楽総監督、フランツ・ウェルザー・メスト氏です。
 2013年はワーグナーとヴェルディの生誕200年と言う事も有り今回初めて彼らの曲も選ばれています。初登場の曲が11曲も有ります。二男のヨーゼフの曲が多い事も特徴です。

※VPOとはウイーンフィルハーモニーの略称です。ドイツ語だ「Wienerhilharmoniker」となりますが英語綴りでは「Vienna Philharmonic Orchestra」となります。
※客席には和服を召した日本女性も沢山見かけました。チケットは抽選で意外に安く4800円程なのが不思議です。

楽友きょうかい

ウイーンの中心部にある赤レンガ造りの素晴らしいウイーン楽友協会(Wiener Musikverein)は1870年に完成しました。

ウイーン楽友協会

 舞台正面です。舞台の前縁(指揮者の後)を飾るバラは日本人がディスプレーを担当したそうです。


往路グラム第1部

第1部のプログラムです。初登場の曲が多く、ヨーゼフ氏の曲も目立ちます。

ヨハンシュトラウス家

シュトラウス一家の家系図です。

STIFT MELK

INTER MISSIONプログラム(休憩時間)で流されたオーストリアの史跡、MELK修道院です。


BURGRUINE AGGESTEIN

ウイーン西方およそ80kmにある史跡、AGGSTEIN城址です。下を流れる川がドナウ川です。300mの岩山の頂上にありますが岩山(ほとんど崖)なのでロッククライミングで登る以外に方法が無いようです。(笑)

BURGRUINE KOLLMITZ

 オーストリア北部、チェコ国境に近い渓谷にある史跡、KOLLMITZ城址です。周りを川に囲まれ半島の先端の様な場所にあります。伊豆半島を小さくした様な形を連想して頂くと判り易いです。

プログラム第2部

第2部は圧倒的にヨーゼフ氏の曲が多いです。ワーグナートヴェルディの曲も出て来ます。

バレエ

「レモンの花咲くところ」ではバレエが放映されました。5組のペアが踊りましたがこの中に一人の日本人男性が含まれていました。「木元全優」(きもとまさゆ)さんです。

団員への贈り物

プログラム最後の曲、「エルンストの思いで」の途中で「パフォーマンス1」が有りました。各パートが演奏を続行しつつ、指揮者が楽団員にぬいぐるみや蠅たたき、しゃもじなどをプレゼントします。それのお返しにコンサートマスターから白いコック帽子を頂き、それを被ったまま指揮をするユーモア溢れる場面も有りました。ここで花束贈呈が行われました。

シュトラウスの末裔

プログラム終了後、90歳になるヨゼフ・シュトラウスの曾孫であるエドヴィック・アイマーさんが映し出されました。プログラム終了後の満足された表情です。

新年のあいさつ

 アンコールの1曲目はポルカ「おしゃべりな可愛い口」でしたが「パフォーマンス2」の面白い儀式が有りました。2曲目のアンコールの「美しき青きドナウ」が始まり第一バイオリンが途中で止めてしまいますが、ここで約束通り指揮者の音頭で新年のあいさつが有りました。「ゆうひびと共に新年のご挨拶を申し上げます。」と同時通訳の岡本和子さんが訳されましたが「ゆうひび」の意味が不明です。 同時通訳と言っても本人が話している間に言われても何を言っているのか判りませんでした。

※後刻ヨーロッパ在住の「タヌ子」氏から「”ゆうひび”は”ウイーンフィル”ではないか」とのコメントを頂き、成程と思いました。

パイプオルガン

 豪華にバラの花で飾られたパイプオルガンスペース、ステージ正面上部にセットされています。金属部分が光り輝いて豪華です。また、アンコールは3曲が演奏されますが2番目と3番目には「美しく青きドナウ」(ヨハン・シュトラウス2世)と『ラデツキー行進曲』(ヨハン・シュトラウス1世)を演奏するのが習わしとなっています。

バラ

 開ききっていないバラが好きです。初々しさを感じます。日本人のバラを扱う技術は高い物が有り、今回の楽友協会のディスプレイにも日本人が大きく係わっていたようです。指揮者付近の舞台縁のバラのディスプレイは日本人が担当したとの事です。
 


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