お早うございます。政府はEU寄りに舵を切った勢力がロシアと対立しているウクライナに対し1,000億円規模の経済支援を行う事を決断しましたが、ロシアとの北方領土交渉ではマイナスとはならず、むしろ武器になるかもしれません。経済制裁のやり合いでロシアがEUへのガスを止めた場合日本が買い易くなるからです。その場合中国がどのような行動に出るかにも注目です。北方領土との絡みも有りより厳しい外交努力が試される事になりそうです。
土曜日に横浜シーパラダイス近くに有る「称名寺」に行ってきました。京浜急行金沢文庫駅と海の公園の中間に有ります。称名寺市民の森の最高地点、金沢山(76mm)に登って来たのでカテゴリーを登山とさせていただきました。(笑)海の公園駐車場からアプローチしピストン登山です。
駐車場から3分ほど歩いた台地から砂浜と八景島シーパラダイスを望んでいます。この日は土曜日とあって家族連れで潮干狩りで賑わっていました。無料との事ですが、皆さん3〜5kg程採っていたようです。
海の公園には人工の砂浜が有りますが引き潮時には100mほどになります。冬はウインドサーフィン、春は潮干狩りなどで賑わいます。左の小高い丘は「小柴崎」と言い、昔は海岸でした。右端のビルはNHK(日本発条株式会社)、その右に横浜市大病院が有るのですが見えません。
砂浜上空を飛翔するトビ、油断すると急降下して盗られるので要注意です。この日もチョコレートの袋を盗られていました。
海岸から10分も歩くと称名寺入り口の赤門が有ります。200m程の参道が有ります。
赤門入り口付近に設置された立て札に書かれた称名寺の歴史です。称名寺は北条氏全盛時に創建され七堂伽藍を配置した立派な寺であったようです。
入門して直ぐ右側に神津桜が程良く咲いていました。若木でしたがとても綺麗でした。
参道で営業している茶屋の前で呼び込みを行うタヌキ君です。40cm程の可愛いタヌキ君でした。
横浜で一番古いとされる仁王門です。左右に立派な仁王さんが出迎えてくれます。ここは市営の公園になっていて住職などは居ません。入場は無料です。
仁王門(潜れない)横を過ぎると太鼓橋の「反橋」と「金堂」が見えて来ます。大きな池は「阿字ヶ池」、阿字は梵語で不生不滅と言う事だそうです。
自然が豊かなところなので野鳥も多かった。この鳥は「キレンジャク」と言うそうですが、200mmのレンズではこれが精いっぱいです。
称名寺は鎌倉幕府で要職に有った北条実時の別邸に建てられたと言われています。
北条実時像横からトンネルを潜ると駅名にもなり、鎌倉時代にも存在した「金沢文庫」が有ります。
黄色の線が登るルート、ブルーが下山ルートです。
金堂左側の散策道を登って八角堂の有る標高76mの金沢山に登ります。雨上がりには滑るので要注意です。
階段の途中に咲いていた「タチツボスミレ」です。
公園、寺、墓所などに多く植えられている「ヤブツバキ」です。
金沢山(76m)頂上に有る八角堂、展望が良く東京湾南部が良く見えます。八角堂の謂れは見過ごしました。(汗)
左寄りの島が「八景島シーパラダイス」その向こうのヤードは住友重機械工業追浜造船所、その右は夏島、そのまた右が日産自動車追浜工場でテストコースが有ります。追浜工場の手前右端には野島が少しだけ見えていますが、伊藤博文公爵が明治憲法を起草した場所が有ります。遠くに目を移すとシーパラ三角屋根の向こうが富津岬、マザー牧場方面です。垂れた枝の向こうが鋸山です。枝の左側、真っ赤な構造物の右には白い観音崎灯台が有るのですが・・・・
北側の八角堂の裏手からは横浜の中心部が望めます。写真中央太い木の間にランドマークが見えています。
稲荷山付近には北条一族の墓所が有ります。直進すると日向山ですが今日は右に折れて金堂に下ります。
金堂の前には梵鐘が有ります。
水鳥でサギに似た「ササゴイ」です。渡り鳥ですが北海道南部から台湾まで分布しています。
観光協会から拝借した称名寺全景です。左から金沢山、稲荷山、日向山です。池にはササゴイ、カルガモが飛来、ミシシッピーアカミミガメが日向ぼっこをしていました。
登山は30分程度で終りましたが金沢文庫の見学(シニア料金100円)に一時間かけたのでアプローチも含めると3時間を超えてしまいました。3時間を超えると駐車料金が1200円です。
称名寺に来るといつも思うのですが「何故これほど規模の大きな寺が荒廃したのか」と言う事です。説明が無いのですが北条氏の館兼菩提寺的な存在であった為北条氏没落後広大な寺と文庫を維持できなくなったのではないかと思っています。「金の切れ目が縁の切れ目」でしょうか。「夏草やつわものどもが夢のあと」を思い出す史跡でした。
野に咲き茎が細く花も小さいので見過ごしそうなキンポウゲ科の多年草「ヒメウズ」(姫烏頭)です。 良く見ると大変可愛い花です。 化弁の様に見えるのは萼片で内側に黄色く薄い花弁と蘂(しべ)を持っています。葉はオダマキに似ています。名前の鳥頭はトリカブトから流用されたようですが、根に毒が有るところが似ています。尚、日本、朝鮮、中国が原産です。