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硫黄岳登山報告REV.2(アメリカフヨウ) CMT APVL、8/31 JOGG 25'35"/5km

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 おはようございます。ウクライナとシリア、リビアの政治問題が複雑化し、関係国は配慮に手間取っているようです。そんな中、オバマ大統領はNATO諸国に対し軍事費の増額を要請しています。核戦争は有り得ないと言う事から通常兵器での武力衝突が後を絶ちません。第3次世界大戦が起こっても不思議はない雰囲気です。どうか各地域ごと穏便に解決して欲しいものです。

 先週の八ヶ岳登山報告が遅れに遅れ今日になってしまいました。23日(土)に甲府に進出、24日(日)に硫黄岳山荘に泊まり、25日(月)に赤岳(2899m)に登る計画でしたが天候不良により硫黄岳山荘泊りで撤退という結果に終わりました。硫黄岳(2760m)登山報告に変更してアップしたいと思います。硫黄岳山荘までの所要時間6時間15分、標高差1250mの山行となりました。二日目の下山は雨の中、同じ道を4時間45分で下りました。

硫黄岳登山マップ

 美濃登口バス停→美濃登山荘→赤岳鉱泉→硫黄岳→硫黄岳山荘のルートを往復しました。

八ヶ岳山域

 赤岳鉱泉(2215m)にあった地図でルート(ピンク)を示します。予定では黄色の点線で示した縦走路を歩く予定でした。天象には勝てません。

美濃登口駐車場

06:15 美濃登口駐車場(1507m)到着、撮影場所右手に有料トイレ(100円)が有ります。駐車料金は一日500円、ここから歩いて60分、上流の赤岳山荘駐車場(1690m)は一日1000円です。

八ヶ岳山荘

06:30 八ヶ岳山荘の左サイドに間借りした様な小さな小屋に登山計画を提出し準備体操をして登山開始です。

林道入り口

06:35 八ヶ岳山荘の左側、ダートの林道を歩きます。美濃登山荘まではおよそ1時間歩きます。美濃登山荘には駐車場も有り車でも行けますが4WDでないと腹を摺るのが心配です。

道は平たん

 橋を渡り最初の急坂を越えると道は平たんなダートになります。この辺りは松林が多かった。

やまのこ村

07:25 やまのこ村と書かれた山荘が見えて来ます。数軒の山荘が点在しています。

赤岳山荘

07:30 標高1690mにある赤岳山荘です。ベンチで一休みします。

美濃登山荘

07:40 一番上にある美濃登山荘への坂です。これから上は特定の車両以外「車両進入禁止」です。

車両進入禁止

07:41 一般車両「立ち入り禁止」の立て札が有るゲートが設置されています。

北沢コース分岐

07:42 北沢コース(右回り)と文三郎尾根コース(左回り)の分岐です。結果的に今回は初日の天候が良かったので左回りなら赤岳、横岳への縦走が可能でした。次回は文三郎尾根を登ろうと思います。

只今1日、00:15です。続きは後日REV.1でアップします。

関係者駐車場

9/1 23:00 ここからREV.1です。


08:15 更に林道を歩くと駐車場が有りました。山小屋関係者の駐車場の様です。

林道終点

08:40 林道はここまでです。橋を渡って左折し、谷筋の北沢ルートを登ります。

登山口

08:41 ここが北沢ルートの登山道です。北沢に沿って赤岳鉱泉まで登ります。

ヤマトリカブト

07:42 登山道に入って直ぐ、河原の様な登山道にヤマトリカブトが咲いていました。根っこに強力な毒が有る事で知られています。

木製橋

08:46 北沢には木製の橋が多く架けられています。木道を含めおよそ15本の橋が有ります。流された橋も数個所有りました。

赤岳鉱泉

09:38 温泉宿兼山小屋の赤岳鉱泉(2215m)です。ここから左手に登れば硫黄岳、右手に直進すれば行者小屋、赤岳に登れます。左手にはテント場もあり、使用料は1張り1000円です。ここで美味しい水を補給しました。

硫黄岳への分岐

09:53 小休憩の後、水場の横から左手の登山道に入ります。小屋に沿って直進する道は行者小屋経由赤岳方面に向います。

急登開始

10:17 じょうご沢を過ぎると本格的な急登になります。暫くはカラマツ、モミ、ダケカンバなどの林が続きます。

モミの葉

11:05 モミの葉っぱです。高山帯に生える針葉樹は種類が沢山あり、判定は難しいです。

森林限界

11:07 大きな針葉樹が減り、森林限界(関東中部地区では標高2500m付近)が近づいてきました。尾根はもう直ぐです。

赤岩の頭コル

11:17 赤岩の頭分岐、左50mほどに赤岩の頭、右に折れると硫黄岳です。近くにオーレン小屋への分岐も有ります。

昼食

11:30 赤岩の頭付近で昼食、今回は雨も予想されたので簡単にオニギリと味噌汁、Doleのフルーツ缶詰、ソーセージ、メロンパンです。

硫黄岳の稜線

11:32 食事後に赤岩の頭に登って硫黄岳の南嶺を眺めました。稜線に等間隔に点々とするものは稜線案内のケルンです。

赤岩の頭からの眺望

11:55 赤岩の頭(2656m)から下方を望むと赤岳鉱泉、行者小屋山肌がえぐられた美濃登中山が見えます。赤岳は霧の中でした。

硫黄岳へ

11:57 硫黄岳への尾根道です。一か所だけ岩場が有りますが、緩やかなので安心して登れます。

オーレン小屋分岐

12:02 コルを過ぎた辺りにオーレン小屋への分岐が有ります。「オーレン」とは高山植物のセリバオウレン、ミツバオウレンを指します。

西側斜面

12:07 ガレ場が無く快適な硫黄岳北東側斜面を登ります。

トウヤクリンドウ

硫黄岳頂上直下に咲く「トウヤクリンドウ」の蕾です。

ミヤマダイコンソウ

 頂上直下の岩場に咲いていたバラ科の多年草「ミヤマダイコンソウ」です。30cmくらいになりますがこの環境では半分ほどにしか育ちません。

頂上直下

12:16 頂上直下の急登です。

硫黄岳山頂

12:24 標高2760mの硫黄岳山頂、広場になっていますが左手奥の先はすっぱり切れ落ちた火口になっています。

9/2 10:45 外出するので続きは後で!

爆裂火口

9/3 00:15 ここからREV.2です。

12:25 硫黄岳北側は爆裂火口が切れ落ちています。ロープが張ってあり、これ以上前には進めませんが覗き込むと足が竦(すく)みます。


ケルン

12:27 赤岩の頭から点々と見えた稜線のケルンです。ケルンに沿って南下れば硫黄岳山荘に行き着きます。

見えて来た

12:42 稜線の鞍部(2650m)に硫黄岳山荘が見えて来ました。何年か前にここで撤退した事を思い出した。その時は台風が近づいていました。明日はどうだろう。W

コマクサ

 山荘付近で保護されている高山植物の女王「コマクサ」です。砂礫に数株が育っていました。

夕食

17:31 硫黄岳山荘の夕食です。イワシ、杏仁豆腐、茄子、タマネギの天麩羅などが見えます。食事中にサプライズでオペラ歌手によるカンツォーネとエーデルワイスを聴きました。本人には断られたのですが他のブログなどで公開されているので紹介いたします。千葉経済大学短期大学教員のテノール歌手、絹川文仁氏でした。動画は他の方が別の日に録画し、you-tubeにアップしたものです。流石プロの歌です。

朝食 
05:32 25日朝食のメニューは納豆、ニシン、玉子焼き、キノコ、豚の生姜焼きだったと思います。 

出発の朝

06:14 出発の朝、小雨に煙る硫黄岳山荘の尾根筋、今回もこの尾根を登る事は敵いませんでした。パーティ総意による撤退です。

森に入る

07:33 稜線歩きを終えて樹林帯に入ります。雨が強くなってきて登山道に小さな流れも出来ています。

増水無し

07:48 沢筋に下りて来ました。増水は無く土砂崩れ、鉄砲水などの心配は無さそうです。水に濁りは見えません。

テント場

08:23 赤岳鉱泉に設置されたテント場、1張り1000円です。濡れたテントを畳むのが一苦労です。

もみの湯

11:00 美濃登口に下山、11:30に「もみの湯」に到着、900円を支払って疲れをとりました。

25日昼食

風呂上りに「もみの湯」に付属した食堂で食べた「トロロうどん」は美味しかった。最近のうどんはどこで食べても美味しくなりました。来年こそは赤岳を攻略したい。固く誓って八ヶ岳を後にしました。

アメリカフヨウ1

アメリカフヨウ2

 先日美濃登口に向う途中のコンビニで見かけたアオイ科の多年草「アメリカフヨウ」です。各種アオイを交配して出来たものですが大きいものでは花の直径が30cmにもなります。色は赤、桃、白などが有ります。一日花であるところは普通のアオイと同じです。原産国は北米です。 


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