お早うございます。先日仕事中に足を踏み外して右腿外側を痛めてしまいました。自らが除けた踏み台ですが元の場所に有るだろうと無意識で動いた結果、踏み外したと言うう事です。チョー痛かったのですが、同僚の手前何食わぬ顔をして勤務しました。トイレで確認すると8cmほどの擦り傷ができていました。高齢に加え落ち着きの無さが露呈した格好ですが、「安全確認の励行」を心掛けたいと思います。
二日後右大腿部の写真ですが、自らの大腿部後方寄りの撮影は身体を大きく捻る必要が有るので大変でした。醜いものをお見せして申し訳ありません。
最近Twitterで「気になる本」を見つけました。フランス(ノルマンディ出身)の小説家アンドレ・モーロワの著書『フランス敗れたり』です。第2次世界大戦の初戦で祖国フランスがナチス・ドイツに大敗を喫し、たった1か月半で全土が占領されてしまった反省を書いています。現在の日本の状況に似ているので早速「8つの敗戦の理由」を投稿する事にしました。(オピニョン/憲法・国防より引用させて頂きました。)
※ウエッジ社発行の「フランス敗れたり」はオーダー中です。W
1 軍備を怠っていた
フランスが戦争のための準備をほとんどしていなかったのに対し、ドイツは1933年の再軍備から7年かけて戦争の準備をしていた。開戦後も着々と侵攻計画を進めていた。そのため、彼我の戦力に大きな差が出来ていた。
2 平和至上主義が戦争を引き起こした
国民は、「あんな馬鹿げた戦争」など二度と起こるはずがないという幻想を抱いていた。そして、いかなる戦争も軍隊も悪という平和至上主義が広がっていた。しかし結果はドイツの侵攻を招いている。
3 社会主義が敵国を有利にした
ロシア革命後、マスコミ・知識層・労働者・学生たちに社会主義が浸透した。社会主義は国内に思想的・階級的な対立を生み、国民がまとまらなかった。
4 国際連盟に期待しすぎていた
国民の間に、国際連盟があれば地上から戦争はなくなるという過度の期待があった。事情はイギリスでも同様だった。
5 専守防衛の誤りを侵した
フランスは、ドイツに対し、専守防衛に徹した。敵国が攻めてくるまで待ち、それを迎え撃つことしか考えていなかった。ドイツの電撃戦が想定できませんでした。
6 希望的観測に陥り、現実を見なかった
フランスは、ヒトラーが政権をとっても、正確な情報を得ようとしなかった。ドイツは攻めてはこないだろうという希望的観測によって、国際社会の現実を見ようとしていなかった。
7 首脳部に不協和があった
当時、交互に首相・蔵相・外相を務めたダラディエとレノーは、権力争いのためにお互いを非常に嫌悪していた。互いの愛人が政治に口を出したこともあり、個人的な争いを行なっていた。開戦時の首相レノーと総司令官ガムラン元帥との間にも攻勢論と守勢論とで軋轢があった。
※日本の場合政府と野党に大きな軋轢あり。防衛省制服組はシビリアンコントロールなので口出し無し。
8 敵国の宣伝工作にやられた
仏英は、かつて百年戦争を戦った。フランスには、その記憶による反英感情があった。ドイツの宣伝戦は、英仏を離反させることを狙っていた。これに、国内のナチ・シンパが呼応していた。
あまりにも現在のわが国の状況に似ています。驚く事に全項目合致しています。我が国一国なら日本を攻撃する側としては今がチャンスです。そうはさせじとするのが政府の集団安全保障です。間に合ってくれと祈るばかりです。
鮮やかなピンクが特徴のナデシコ科の多年草「シレネ・カロリニアナ」です。真冬でもこんなに綺麗な花を咲かせてくれます。葉が薄い割には霜にも強い植物です。エーデルワイス程ではありませんが産毛が生えている事が寒さに強いと思われます。地中海沿岸が原産地で冬から初夏まで花が楽しめます。多年草なので放っておいてもどんどん広がってくれます。この花を見つけると立ち止まって見惚れています。