お早うございます。最近イスラム教過激派による銃乱射、自爆テロがあちこちで発生しています。こうなると中東はおろかアフリカ諸国への旅行なども出来ない状態になってきました。アフリカについては「エボラ出血熱」の蔓延で渡航制限されている国も有ります。今般チュニジアで起きた乱射事件は地中海クルーズ中に観光目的で一時下船し、博物館付近で事件に巻き込まれたようです。外国人観光客を狙ったようで、貧富の格差に抵抗する過激派が裕福な人達を標的にしたようです。7泊8日でスペインやフランス、イタリアなどを巡るクルーズで日本人も177人参加していました。この中で3人の日本人が犠牲になってしまいました。ご冥福を祈るばかりです。
今回遭難された人たちが参加していたクルーズ船「MSC Splendida」号の定員は3274人、乗員1325人で運行する大型客船です。総トン数は137,936トン、全長333m、全幅37.92とアメリカの航空母艦並です。ネット情報によれば10数万円から参加できるようです。5月のクルーズは11日間で228000円、これは安い!
クルーズの紹介みたいになってしまいましたが、本題に戻ります。中東などにおけるイスラム過激派組織が活動している地域は広範囲にわたり、アラブの春と詠われたチュニジアの民主化以来リビア、エジプトと民主化の波が押し寄せましたが強い指導者が居なくなったのを良いことにイスラム過激派が台頭し、前よりもひどい状態に陥っているのが現状です。宗教が政治に嘴をはさんでろくな事が無いのはどこの国も同じです。上のエジプト、中東の図に示すように各地でイスラム過激派がトラブルを起こしています。中でもイスラム教信者の90%を占めるスンニ派の国々とイラン、シリア、イラクに多い10%のシーア派間の争いも無視できません。イラクの平和が解決されないのも宗派対立が有るからだと思われます。ISと競うかのようにアルジェリア、イエメンなどでアルカイダ系のグループも息を吹き返しているようです。フランス、チュニジアなどで事件を起こしたと思われるイスラム過激派の新派アンサール・シャリアの行動も活発化しているので海外旅行には十分気を付ける必要が有ります。
アラブ圏以外での殺傷事件としてはフランス誌「シャルリー・エブド」襲撃事件(死者12名)、ベルギーにおけるシリアからの帰還兵乱射事件(120人死傷)が有りました。
最近の事件としてはイエメンのアルカイダ系と思われるイスラム過激派による自爆テロ(死者140名)などイスラム教がらみのテロが後を絶ちません。恐ろしい世の中になりました。日本でもオーム真理教の信者が1000人を超え、勢力を拡大しており怖いものを感じます。
枝葉はナンテン、棘のある葉っぱがヒイラギに似ていることから命名されたメギ科の常緑低木「ヒイラギナンテン」です。同じ場所に植えられたにも拘わらず、緑色の葉っぱと紅葉したナンテンヒイラギが有りました。何故なのか、種類が異なるのかもしれません。江戸時代初期に中国から渡来しています。花期は3月から4月で黄色い小さな花がたくさん付いた15cmほどの花房を放射状に付けます。