Quantcast
Channel: 趣味と健康日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1074

安達太良山登山報告PART2 REV.1(イワカガミ) CMT APVL、JGG SUSPENDED

$
0
0

 お早うございます。東京都の枡添知事、往生際が悪いですね。6月1日に知事職に有れば夏のボーナスおよそ375万円が頂けるらしいです。残された任期1年9ヶ月を務めた場合は約1億円の収入になると言います。馬の鼻先にニンジンをぶら下げられたようなもの、都民の「辞めろコール」など聞く耳は持たないと思います。恥ずかしい、とか都民の為などと言う意識は持ち合わせていないので検察が動かない限り、居座ると思われます。選挙って大事ですね。知事の逮捕などで欠員になった場合は補選などを行わず、次点の方が”繰り上げ当選”させるか副知事が努めれば問題は無いと思われます。最低でも都民税5000万円以上節約できると思います。選挙にお金がかからないのが一番なのですが。

 安達太良山登山報告PART2は「くろがね小屋」から峰の辻、矢筈森、鉄山を登り、折り返した後に安達太良山に登って安達太良高原スキー場に下ります。所要時間は5時間45分でした。標高差は370mで余裕の登山です。

安達太良、吾妻連峰

 安達太良山が火山である事は承知していましたが、夏場の暑い時期より初夏が安全だろうと考えて今回の登山となりました。現在のところ気象庁が発表した日本の危険火山は「噴火警報」が2、「火口周辺警報」が10有ります。前者は口永良部島と福徳岡ノ場(硫黄島の南50km)で後者は北から吾妻山、白根山、浅間山、御嶽山、阿蘇山、新燃岳、桜島、諏訪之瀬島(屋久島の南西100km)、西ノ島、硫黄島です。吾妻山は安達太良山の北10kmに有るので少々気にかかりました。W

くろがね小屋の紅葉

 春の花も良いのですが東北の秋も素晴らしい。ネットから拝借したくろがね小屋付近の紅葉、自然は何故こんな色を出せるのでしょう。赤はナナカマドです。

朝食


05:36 昨日の夕食は名物「くろがね小屋カレー」だったのですが、成駒フィレカツ丼後遺症でお代わりなしでした。W と言うよりも名物にして「具が見つからないカレー」1皿(福神漬けとらっきょ付)では食欲もわきません。1泊6320円では無理もないかー。しかし温泉卵と牛筋の煮込みが中心の朝食はまずまずでした。食後にブースに行って部屋に戻り「一分間息を止め、死にそうな思いをした。」と言うと周りの皆さんに大うけしました。この17文字を言っただけで理解できたようで、皆さん同じ思いをされたようでした。W 県立なのだからもう少し何とかして欲しいです。

源泉

06:30 小屋の西側上部に有る岳温泉用源泉の揚水場ですがガスが発生しているので立ち入り禁止になっています。白くなっている場所は硫黄分による変色と思われます。

ミネズオウ

06:35 登山道のあちこちで見られるツツジ科の常緑低木「ミネズオウ」(峰蘇芳)です。星型の花と葉の大きさは1cmほどです。

峰の辻

07:09 小屋の前の緩やかな尾根をジグザグに登り始めて40分、勢至平、安達太良山、矢筈森からの合流点「峰の辻」に到着、正面に安達太良山への登山道、右の尾根伝いに登ると牛の背へのルートです。

峰の辻からの稜線

07:10 前の写真の補足になりますが、左上の安達太良山は一旦谷に下ってから登ります。矢筈森へはこのまま右の尾根を登ります。尾根直下の白いものは雪渓です。夏までには消えると思います。

牛の背

07:35 登山開始後1時間で稜線(牛の背)に到達、西側の風景に息をのみました。今でも有毒ガスが噴き出していると見られ底部の「沼の平」は立ち入りが禁止されています。正面の湖が秋元湖です。その向こうに五色沼、檜原湖が有るのですが見えません。牛の背から撮影しました。

矢筈森

07:44 矢筈森のピーク(1673m)を超え、鉄山を望みます。ここは砂岩で岩がもろく登山道はズルズル滑り、要注意です。参考程度に記しておきますが、矢筈森とはいったいどういう謂れが有るのでしょう。ネットにも記述が無いので私の見解を述べておきます。矢筈とは弓矢の後端の弦を挟む二俣になった部分を言います。その事から現在位置にある二つのピークの間を矢筈に見立てたと思われます。

矢筈と矢筈森

 如何でしょう。鉄山から見た「矢筈森の二つの岩稜」、矢筈に見えませんか? 摩利支天でも良かったような気がします。W

船明神山

07:46 矢筈森の悪場を下った所にある道標です。日本百名山の磐梯山(1819m)が見えています。この山は噴火前は2000mを超えていたと思われます。

鉄山4等三角点

08:02 安達太良連邦の最高点、鉄山(1709m)に設置された四等三角点です。牛の背から安達太良山を目指す登山者が多く、こちらの頂上は静かでした。行き交った登山者は5名ほどでした。

鉄山から南方

08:03 鉄山から南方の安達太良山を望んでいます。この下は崖になっていて直登はせず、右下(西側)を巻いて登ってきました。

プロペラ

08:10 鉄山山頂直下の分岐から北方を望むと一番近い箕輪山の左手遠方に吾妻小富士など吾妻連峰が見えました。東北地方で唯一「火口周辺警報」が出ている山です。避難小屋の西方には昭和33年12月10日に付近に墜落した空自T-6練習機(操縦士2名殉職)の供養碑「シャクナゲの塔」があります。

T-6

左が「シャクナゲの塔」、右は墜落した当時宇都宮基地所属ノースアメリカン製「T-6高等練習機」(二人乗り)、古いです。戦後13年ですから太平洋戦争で戦った戦闘機としての面影を色濃く残しています。

朝日連峰

08:10 吾妻連峰から30度ほど視界を西にずらすと真っ白に雪をかぶった朝日連峰が見えました。福島県と山形県の県境になります。

牛の背から安達太良山

08:49 鉄山を後にして40分、安達太良山の岩峰がまじかに迫ってきました。アプローチの向きは90度異なりますが小槍ヶ岳と言う印象です。W この辺りから山頂の人影が確認できます。

岩登り

08:56 この岩峰は10mと書く人、30mと書く人がいて正解は判りません、筆者は20mとしておきます。結構楽しめる岩場(くさり場)です。

八紘一宇

08:58 安達太良山山頂です。石でできた祠が有りました。頂上標識は未確認です。下にはありました。「八紘一宇」の文字には深い意味が有ります。昨年国会で三原じゅん子さんが「八紘一 宇は大切にしてきた価値観」と発言して物議を醸しました。八紘一宇には「世界を一つの家にする」と言う意味が有り、先の大戦にあてはめ、戦争を肯定化するものだとの批判が有るからです。地球人が一つにまとまれば卑劣な戦争など無くなり皆が幸せに暮らせるのですが・・・・

下山道

09:05 山頂から東の太平洋側を望んでいます。阿武隈山脈の向うには東京電力福島第一原子力発電所が原子炉廃棄に向けてもがき苦しんでいます。あと30年? 早く元通りの生活が出来ますように!薬師様、お願いいたします。

安達太良山標識

09:35 下山して岩陰でコーヒーブレイク、安達太良山の標識はこんなところにありました。

シャクナゲ

09:52 登山道脇に咲いていたハクサンシャクナゲ、おしべが長くて奇麗です。この辺りは森林限界を超えているのでこれ以上高い木は有りません。

仙女平分岐

10:06 猪苗代、磐梯山方面に下る仙女平分岐です。少々登山道が狭い。標高は1470m

木道

10:22 植生保護のための平坦な木道を薬師岳に向かって歩きます。気が高くなってきました。標高は1360m

ロープウエイ駅分岐

10:29 ロープウエイ駅分岐を通過、標高1350m

薬師岳

10:33 薬師岳にて一服、国土地理院の地図ではここから南東に300m離れたところ(ロープウエイ駅の向う)が1322mの薬師岳と言う事になっています。登山者が駅付近をウロウロしないように山頂標識を移動したとも考えられます。標高表示も有りません。なんだか変です。

五葉松平

10:48 15分ほど下ると五葉松平です。今回の山歩きでは沢山の五葉松を見ましたが五葉松平の謂れは不明です。ただ、ここから安達太良山を臨んだ紅葉は素晴らしいと思います。標高は1300m 

タニウツギ

11:07 スキー場の縁に降りてきました。タニウツギがあちこちに咲いています。日当たりが良すぎて萎んでいます。残念ながら何もしてあげられません。

ワラビ

11:08 手にワラビを持ったおじさんが登って来たのでワラビを知らない方の為にパチリ、有難うございました。桶にワラビを入れ、上から灰を撒き沸騰したお湯をたっぷりかけて押蓋と重石を載せ、一晩放置すれば完了です。1分煮るとか重曹を加えるとか難しい事は解りません。W 都会には灰が無いので重曹になるのかも。

スキー場

 高木が多くなるとセミの合唱も大きくなります。1000mを超えるとエゾハルゼミが鳴きだすようです。グーー、グワッ、カナカナカナなど多彩な鳴き方をするようです。蝦夷地(北海道)は広いせいか蝦夷が付く動植物は大きめです。望遠レンズを担いで登り、生の写真を撮りたいものです。
セミの種類

 出発点に戻る

11:38 奥岳温泉前に戻ってきました。右手の坂を上りスキー場のレストランに向かいます。駐車場は90%が埋まり人気の程が伺えます。

昼はラーメン

11:52 昨日のフィレカツ丼が焼き付いていて重たいものは食べる気になれません。サラーっと味噌ラーメン750円で昼食は完了、後刻車中で行動食のアンパンを食べます。W

奥岳温泉

12:18 人目を避けて温泉内部をパチリ、後頭部が薄い同年代の方が多かったです。左隣りが女性用です。皆さんの視線の先に福島市になっていますが見えません。樹木の高さが丁度いい感じです。風雨の時は右前方の枠に内蔵されたガラス戸が左右3枚ずつ、計6枚でシャットアウトしてくれます。兎に角気分爽快でした。福島県の温泉恐るべし!W

向島からのスカイツリー

16:38 東京スカイツリーを左に見て首都高6号線箱崎ジャンクション経由で銀座方面に向かいます。右下には隅田川が流れています。

レインボウブリッジ

16:51 湾岸道路に乗るためにレインボウブリッジをお台場側に渡ります。

17:45ごろ帰宅、東北自動車道を使用した長旅でしたが、運転は友人任せ(運転手さん御免なさい)なので良い温泉と花、青い空とイオンに恵まれ最高の登山でした。ここまで読んで下さった方には有難うございました。2016.06.05記

イワカガミ

 葉に光沢が有り、やや赤みを帯びる事が多いイワウメ科の多年草「イワカガミ」です。高山の岩陰などに地面を這うように自生しています。花期は6月ごろで登山道脇などでも見られます。写真左上コーナーに8月中旬に撮影したと言う実の写真を張り付けました。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1074

Trending Articles